1948年創立の当学院は2008年9月に60周年を迎えました。
そして今から60年前、岩手の山村で農耕自炊の生活を送った高村光太郎に
スポットを当てた舞台を製作することとなりました。
明治~昭和の激動期に芸術と向き合った光太郎の人生は,
今回劇作を担当する渡辺えりにとって、長年向き合ってきた非戦への道程であり
昭和~平成に生きる私たちにとって、人間と向き合った生命(いのち)の物語でもあります。
当学院、昭和29年に在籍の金内喜久夫(演劇部本科6期)から
平成19年在籍の半澤昇(演劇部本科59期)に至る半世紀を越える伝統が、
未来に向かう架け橋としてこの公演を支えています。
60周年記念公演によせて
学校法人 舞台芸術学園
理事長 永江 巖(演劇部本科1期)
当学院が「創立50周年」を記念して、「舞台芸術学院50年」を刊行したのは、今から13年前、1998年9月の事である。その年の9月には創立50周年を記念して多数の御来賓の御出席を頂き、1期生からの卒業生が、池袋のホテルに集り在校生も交え、創立50周年を盛大に祝った。
祝賀会が終了した後、1期生が集り同期会を行ったがその席上、次の様な話が持ち上がった。 ―舞芸卒業生は、演劇界のみでなく、ミュージカル界、舞踊界、音楽界など芸術関係各分野で多数の方々が活躍して居られる。何か「舞芸」が中心となってプロデュース公演が出来ないものか― との話であった。
50年史の巻末に卒業生名簿とそのまとめた表が載って居るが、当時で卒業生は10564名、それから13年経た現在では11654名と11000名を超えている。
創立50周年の会から13年、舞台芸術学院が初めてプロデュースするスタッフ・出演者すべて舞芸卒業生による創立60周年記念公演が、東京芸術劇場提携により行われる事となった。
全国各地で活躍して居られる卒業生諸氏はもとより、広く演劇界の方々の御協力を頂けるようお願いすると同時に、同窓生の一人としてこの公演が未来につながるものとなることを信じている。

